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髪の毛が届きましたらすぐに、髪の毛の量・長さ・重さ・色を記録して、3~5本を抜き出し、個人別に保管します。 |
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記録したら伝統工芸士の所に持って行きます。 |
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髪の毛をティッシュから出し、名前と管理番号を記載した丈夫な紙に、毛を伸ばしながら包み換えます。 |
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髪の毛に水を浸透させ、より髪の毛の癖が直るように、硬い鉄板の上に載せ並べます。
そして上からも覆って挟み込み、紐で結び、鍋に入れます。
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ガスコンロの上に大きな鍋を乗せ、その中で4時間~5時間炊きます。
その後は1日~2日間乾燥させます。 |
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乾燥したら、選毛・毛組み作業になります。
毛の良し悪しを選別し、使う毛と使わない毛とに仕分けします。
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髪の毛の油分を取り除く為に、もみがらの灰を振り掛けます。
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灰に油分を吸い取らす為と、髪の毛をよりまっすぐにする為に、火のし(アイロン)をかけます。 |
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火のしをかけた髪の毛を両手の平の中でしっかり揉みます。
この作業にて完全に、油分が取り除かれ且つ髪の毛が真っ直ぐに伸びます。 |
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揉まれて絡み合った髪の毛に、櫛をしっかりかます。 |
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髪の毛を先に寄せます。
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逆になった髪の毛や使えない毛を取り除きます。
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根元のいらない髪の毛を切ります。
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先に寄った髪の毛を手と板で根元にある程度揃えます。 |
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寄せ金を使い、髪の毛を根元に完全に戻します。
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根元に揃えた毛を均等に混ぜ合わせる為、何回も練り混ぜという作業をします。
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最終的に丹念に逆になった髪の毛や使えない毛を取り除きます。 |
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コマという円筒の道具を使い、髪の毛を筆の形にします。
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コマから抜き取ると、左記のような筆の形になります。 |
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根元を麻糸できつく縛りコテで焼く事により、ケラチンを溶かし毛同士を接着させ毛抜けを防ぎます。
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穂首の完成です。 |
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穂首ができあがり北斗園に返ってきたらすぐに、最所に記録した髪の毛の量・長さ・色・質を確認し一致するか調べます。 |
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穂首の大きさに穴をくり、穂首をはめ込み、接着剤でしっかりと固定します。 |
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軸の部分に名前等を彫り、そこに顔料で色を入れます。 |
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のりを穂首に含ませ、巻きつけた糸をまわしながら余分なのりを取り除きます。
穂首の形を整えたら乾燥させます。 |
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赤ちゃん誕生記念筆完成です。 |
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